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現役店長が語る、面接に受かるコツ【アルバイト編 前半】

アルバイト

アルバイトの面接に行こうと思うんだけど、どうやったら採用されやすいの?

結局何に気をつければいいの?

よく聞かれる質問は?

面接官ってどこを見てるの?

本記事の内容

・面接の流れ

・事前準備

・実際の面接で気をつけること

・よく聞かれる質問

・面接官はどこを見ているか

・緊張しない方法

・もし不採用になったら…

プロフィール

筆者の飲食経験
・アルバイトで4年勤務
・社員として7年勤務(ほとんど店長)
・オープンから2年赤字だった店舗を赴任して2ヵ月で黒字化
・月売上1,200万円と800万円の2店舗を店長兼任
・現在の職場では史上最速3ヵ月で店長に昇進
・「アパレルメーカー→飲食→IT→飲食」と転職を3回経験

面接…

緊張しますよね。

僕は人生初の面接で、緊張しすぎて吐きかけた記憶があります。

イメトレしたんですが、結局頭の中真っ白になって地獄の無音空間が続きました。

そうならないためにも、しっかり準備をして臨みましょう!

ちなみに、今まで100人以上面接してきました。

「おぬしなかなかやるな…」って人もいれば、会って2秒で不採用を決めた人もいます。

いろんな人を見てきた中での、僕なりの見解をまとめました。

これから面接を受ける人は見ておいて損はありません。

量が多いので、前半①~④と、後半⑤~⑦に分けて解説します。

①面接の流れ

まず全体の流れですが、

バイトルやタウンワークなどの求人サイト、会社のホームページなどから応募する

このとき日時、場所、持ち物が指定される(場所は店舗や近くのカフェなどが多い)

連絡が来て、実際に面接

合否の連絡が来る(その場で合否を言われる場合も)

ざっくりとですが、こんな感じです。

店舗の人と直接電話やメールでやり取りする場合は、文面や話し方に気をつけましょう。

ぶしつけな感じだとどうしても第一印象悪くなります。

電話の場合は、最低限元気な声と返事は意識しましょう。

メモを取るのも忘れずに。

ひとつ補足として、

面接に行く前に、一度その店舗を利用してみることをおすすめします。

お客さんとして利用することで、なんとなーく雰囲気がつかめると思います。

イメージと全然違った!!ってことはけっこうあります。

その際、従業員の服装、髪型、髪色などもついでにチェックするといいです。

求人サイトにはロン毛、金髪禁止!

って書いてても、店によってはOKだったりします。

このへんは面接で聞いていてもいいですね。

リョウ

実際行ってみるとイメージが湧きやすいで!

②面接の事前準備

服装

服装規定がある場合はそれに従いましょう。

けど、ほとんどないところが多いと思います。

特に何も書いてない場合は、ラフ過ぎないカッコで大丈夫です。

ジャージや派手すぎるのはやめときましょう。

スーツで行く必要はありません。就活帰りですか?って絶対聞かれます。

持ち物

だいたい指定されます。

指定がない場合は、筆記用具(ボールペン)、メモ帳、履歴書は最低限持っていきましょう。

履歴書について

履歴書は手書き?パソコン?

正直どちらでもいいです。

今まで面接してきた人はほとんどが手書きでした。

手書きの場合はきれいな字じゃなくてもいいので、丁寧な字をこころがけましょう。

志望動機欄について

個人的には「家が近い」「時給がいいから」でも全然OKです。

逆に正直だな~って思います笑

正直アルバイトの面接では、働く理由よりその人となりを見てます。

でも人によっては「ん?この人理由が薄いな…」って思う人もいると思うので、そこはうまくごまかしましょう。

例えば、

「店に行った際に、雰囲気がよく自分も働いてみたいと思った。」
「社会経験を積むため。」
「人と接するのが好きなので、接客業にチャレンジしたい。」
「料理に興味があるので、キッチン業務を学びたい。」

とかで良いと思います。

正社員の面接なら志望動機は深掘りしますが、アルバイトだとそこまで重要視しません。

これは周りの店長も言ってます。

髪型、髪色

指定がある場合はそれに合わせましょう。

明るすぎる髪色、男のロン毛はあまり印象が良くないので、面接のときだけ大人し目にしといたほうが無難です。

髪型、髪色に指定がない職場なら全然問題ないと思います。

何分前に到着するのが良いか

10分前が無難です。

それ以上前だと、面接官の準備が整っていない場合があります。

早く行くのはいいことですが、10分前になるまで店の前で待っときましょう。

③実際の面接で気をつけること

面接場所についたら、まずは従業員に話しかけましょう。

「本日〇〇時から面接の〇〇と申します。」

と言えば責任者に取り次いでくれます。

このとき、元気よく挨拶しましょう。

今日会う人は、採用されれば先輩にあたる人です。

第一印象が悪いと後で苦労することになります。

実際、採用、不採用か迷うときにアルバイトに聞くこともあります。

「今日の面接の人、めっちゃ不愛想でしたよ…。あんな人と働きたくねえわ。」

って言われないようにしましょう。

リョウ

面接官以外にも見られている意識をもつことが大事やで!

さて、やっと面接スタートです。

面接官に会ったら、こちらから元気よく挨拶しましょう。

「面接希望の〇〇と申します。本日はよろしくお願いします。」

何度も言いますが、第一印象めっちゃ大事です。

正直ここで採用か不採用かの半分以上は決まります。

演技でもいいので、「元気で明るい人」になり切りましょう。

そして必ずメモとボールペンを出しておき、「メモ取っても大丈夫ですか?」と聞きましょう。

これ、意外とできてない人が多いです。やる気アピール大事です。

面接は面接官が質問してくるので、それに答えていくだけですね。

けっこう、雑談形式で進めていく店長が多いです。

まずは最低限守ってほしいことを書きます。

最低限守ること

・手を組まない。(足はもっとダメ)

・目をしっかり合わせる。

・はきはきと愛想よくしゃべる。

・あとでトラブルになりそうな嘘はつかない。

はい。

どれも当たり前のことですね。

けど意外とできてない人が多いです。

特に最後の「あとでトラブルになりそうな嘘はつかない。」ですが、

採用されたいが為に、面接官が喜びそうな嘘をつくのはやめときましょう。

これはシフト関連が多いです。

入れる時間、曜日などが決まってるならそこは正直に話しましょう。

ここで噓をつくとあとで必ずモメます。

店側にも迷惑かかっちゃいます。

逆に志望動機なんかは、採用したらいちいち覚えてないです笑

多少色をつけるのは全然ありでしょう。

リョウ

「元気で明るい人」になりきるだけで印象はだいぶ良くなるで!

④面接でよく聞かれる質問

まとめますね。

  • 志望動機
  • これまでのアルバイト経験
  • 前のアルバイトを辞めた理由
  • シフト関連(入れる時間帯、曜日、週何回入れるか)
  • いつまで働けるか
  • いつから働けるか
  • 年末年始、正月、クリスマスなどのイベント時に入れるか
  • やりたい業務が決まっているか(ホール?キッチン?)
  • 高校生の場合、保護者、学校の許可があるか
  • 自分の長所、短所

けっこうありますね~。

僕が面接するときは基本的にすべて必ず聞きます。

①志望動機に関しては履歴書のところで解説しましたね。

②これまでのアルバイト経験と③前のアルバイトを辞めた理由

辞めた理由は結構深掘りします。

同じ理由で辞める可能性が高いからです。

「無断欠勤、遅刻を繰り返してクビになった。」
「店長と喧嘩して辞めた。」
「職場に嫌いな人がいたので辞めた。」

とかの理由だと、正直採用しずらいです。

無断欠勤、遅刻は論外ですが、人間関係の問題はどこの職場でもあるからです。

上記の理由の人は違う理由にしましょう。

例えば、

「人が多すぎて、シフトに全然入れなくなった。」
「学業が忙しく、当時は辞めざるを得なかった。今はもう落ち着いた。」
「店長のパワハラが酷すぎた。忙しくなるとごみ箱蹴っ飛ばして、モノを投げつけられた。身の危険を感じたので辞めた。」

とかだと、面接官としても「なるほどな…。それはしょうがないね。」って思います。

「当時の職場に嘘がばれたらどうしよう…」って思った人。

ウラを取ることなんていちいちしません。

それに、採用したら前の職場を辞めた理由なんて忘れます笑

④シフト関連(入れる時間帯、曜日、週何回入れるか)

ここは正直に話しましょう。

上記に書いた通り、嘘をつくと後でもめます。

志望理由は入社したらどうでもいいですが、シフトは聞かれ続けるので。

ただ一つ注意点ですが、

飲食店は土日祝が足りない店舗が多いです。

居酒屋の場合は金曜日もです。

なので最低土日どちらかは入れないと厳しいところが多いです。

「土日祝全部行けます!」って人なら受かる確率はぐんと上がります。

⑤いつまで働けるか

期間が半年未満だと、それだけで受かる確率はけっこう下がります。

教育してモノになる頃には辞めちゃうからです。

長ければ長いほど嬉しいですが、ここは嘘をついてもしょうがないので正直に言ってしまいましょう。

⑥いつから働けるか

これも早ければ早い方がありがたいです。

やる気アピールにつながります。

しかしここも嘘をついてもしょうがないので、正直に言ってしまいましょう。

⑦年末年始、正月、クリスマスなどのイベント時に入れるか

これもなるべく入れた方がいいです。

飲食店は基本的に人が休む時に忙しいもんです。

何度も言いますが、シフトの約束事は結構覚えているので、適当な嘘はやめましょう。

⑧やりたい業務が決まっているか(ホール?キッチン?)

やりたい仕事が決まっているなら伝えましょう。

あとでトラブルを防ぐためにも、自分の希望を伝えて何ら問題ないです。

このとき志望動機と矛盾がないようにしましょう。

だいたいの飲食店だとホールかキッチンに別れます。

特に決まってない場合は「なんでもやります!」と言えば受かる確率は上がります。

⑨高校生の場合、保護者、学校の許可があるか

高校生の場合、親と学校の許可が必要なところが多いです。

特に親に関しては同意書を書かされるところも多いので、必ず事前に相談しましょう。

学校が禁止している場合はやめといたほうがいいです。バイト先にも迷惑がかかっちゃいますから。

⑩自分の長所、短所

僕は正直聞かないときが多いです。

周りの店長も聞いていない人が多いです。

聞くとしたら、採用か不採用か決め手がないときですね。

一応書いておきます。

長所に関しては、忍耐強さ、協調性、ポジティブ思考などがいいでしょう。

忍耐強さ…「小さい時から野球をやってます。監督に怒られても、自分の成長につながると信じて3年間やり抜きました。」

協調性…「前のアルバイトでは、新人を教える係を自分から立候補しました。周りと溶け込めるようサポートしました。」

ポジティブ思考…「なんでもポジティブに考える性格です。学校が忙しい時でも、「逆に充実してる!」って思います。」


とかで良いと思います。

正社員の面接ではないので、そこまで長い文章を考える必要はありません。

アルバイトでも通用しそうな長所を、短いエピソードを添えて話しましょう。

短所に関しては、長所の裏返しで良いと思います。

「野球で忍耐力は身についたのですが、逆にあきらめが悪すぎて何でも全力投球する癖がついてしまいました。うまく手が抜けないのが短所です。」

「新人に寄り添いすぎて、ついつい過保護になってしまいました。人をサポートしすぎてしまうのが短所です。」

「なんでもポジティブに考えてしまうので、人の小さい悩みに共感できないことがたまにあります。」

よく考えたらそれって長所じゃね?って思わせれば勝ちです。

そこまで深く聞かれることは少ないですが、聞かれたらすぐに答えられるようにはしときましょう。

まとめ

面接の流れ

一度その店舗を利用して、雰囲気をつかみましょう!

事前準備

服装…規定に従う。ラフすぎるカッコはだめ。
持ち物…規定に従う。指定がない場合は、筆記用具(ボールペン)、メモ帳、履歴書は最低限持っていく。
髪型、髪色…面接のときはおとなし目の方が無難。
何分前に到着するのが良いか…10分前

実際の面接で気をつけること

・第一印象はめっちゃ大事。
・手を組まない。
・目をしっかり合わせる。
・はきはきと愛想よくしゃべる。
・あとでトラブルになりそうな嘘はつかない。

よく聞かれる質問

①志望動機
②これまでのアルバイト経験
③前のアルバイトを辞めた理由
④シフト関連(入れる時間帯、曜日、週何回入れるか)
⑤いつまで働けるか
⑥いつから働けるか
⑦年末年始、正月、クリスマスなどのイベント時に入れるか
⑧やりたい業務が決まっているか(ホール?キッチン?)
⑨高校生の場合、保護者、学校の許可があるか
⑩自分の長所、短所

今回はこのへんにしときます。

次回は後半⑤~⑦をやります!

最後までありがとうございました!



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