「飲食業ってブラックなんでしょ?良いことなんてないんじゃないの?」
こういった考えの人多いよな。
確かにブラックな部分はあるけど、もちろん良いこともあるで!
今回は実際に僕が働いてみて良かったと思うことを紹介するで。
もくじ
本記事の内容
飲食業に転職するメリット8選
・直接お客さんとふれあえる
・出会いがたくさんある
・給料は会社によるが高いところもちゃんとある
・責任者になれば自分で働き方を決められる
・人を育てる楽しみがある
・店舗運営スキルが磨かれる
・料理がうまくなる
・賄いがある
プロフィール
筆者の飲食経験
・アルバイトで4年勤務
・社員として7年勤務(ほとんど店長)
・オープンから2年赤字だった店舗を赴任して2ヵ月で黒字化
・月売上1,200万円と800万円の2店舗を店長兼任
・現在の職場では史上最速3ヵ月で店長に昇進
・「アパレルメーカー→飲食→IT→飲食」と転職を3回経験
飲食業は辛いことも多いですが、やりがいを感じる時もあります。
飲食業に転職するか迷っている人なら、ぜひ読んでください。
転職するかしないかの判断の目安に使っていただけると幸いです。
直接お客さんとふれあえる
直接お客さんとふれあえるので、接客が好きな人はやりがいを感じると思います。
ありきたりですが、「美味しかったよ。また来るね。」と言われたら素直に嬉しいですし、飲食業をやっていてよかったなと思います。
常連さんが増えて顔見知りになると、そこから新たな出会いが生まれることもあります。
人対人なので反応がダイレクトに来るのも良いですね。
良い接客をしてお客さんが喜んでくれたらモチベーションも上がります。
店舗の形態によって接客の種類は違うで。
コミュニケーションが苦手な人はセルフサービスが多いところがオススメやな。
出会いがたくさんある
飲食業をやっていると本当にいろいろなお客さんと出会います。
もちろんお客さんだけでなくスタッフとの出会いもあります。
様々な人と関わることは人を成長させます。
いやでもコミュニケーションスキルは上がります。
お客さんもスタッフもひとりひとり性格は違うので、「この人はこう接した方がいいな。」「この人はこうしたら喜ぶな。」と洞察力も磨かれます。
余談ですが、社員とアルバイトが付き合うことはめちゃ多いです笑
不純な動機ですが、会社的にOKなら問題ないところが多いです。
不倫や手当たり次第にアタックするのは信頼損ねるのでやめときましょう笑
中には常連さんと仲良くなって、その人の会社に転職した人もいるで。
給料は会社によるが高いところもちゃんとある
飲食業の給料はピンキリですが、高いところは高いです。
飲食業界の平均年収ランキング(2021-2022年版)を見てみましょう。
順位 | 企業名 | 平均年収(万円) |
---|---|---|
1 | コメダHD | 956 |
2 | BRサーティーワンアイスクリーム | 755 |
3 | FOOD&LIFE COMPANIES(スシローなど) | 751 |
4 | 日本KFCホールディングス | 724 |
5 | トリドールHD(とりどーる、丸亀製麺など) | 724 |
6 | 吉野家HD | 706 |
7 | サンマルクHD | 684 |
8 | ダスキン(ミスタードーナツなど) | 683 |
9 | WDI(カプリチョーザやダイニングレストランなど) | 675 |
10 | SRSホールディングス(和食さと、にぎり長次郎など) | 674 |
1位のコメダHDは1千万円に迫る勢いですね。
コメダ珈琲はよく利用しますがこんなに高いとは知りませんでした。。
他にも平均年収を超える会社はたくさんありますね。
ここに挙げた会社はどこも大手で福利厚生も整っています。
年収が気になるなら上記に挙げた会社を受けてみるのもアリだと思います。
ただ年収だけでなく、残業時間や社風なども必ず確認しましょう。
いろんな口コミサイト(OpenWorkなど)も参考にしてみてください。
やはり大手企業ほど給料も高いし、ちゃんと法令を守ってるイメージやな。
逆に成長過程の会社はポストも空きやすいし裁量が大きいイメージやな。
自分なりに会社をきちんと調べることが大事やで。
責任者になれば自分で働き方を決められる
店長などの責任あるポジションにつけば、自分の労働時間は基本自分で管理するようになります。
自分のシフトや休みなどを自由に設定できるところが多いです。(スタッフが揃っていればですが。。)
フレックスタイム制を採用しているところであれば尚更です。
フレックスタイム制とは?
「フレックスタイム制」とは、一定の期間についてあらかじめ定められた総労働時間があり、その範囲内で日々の始業・終業時刻や働く時間を、労働者自身
が自由に決めることができる制度です。例えば、ある1カ月に働く時間が160時間と決められていた場合、1カ月間の合計が160時間になれば、1日10時間働く
日や、5時間で仕事を切り上げる日があってもよいということになります。
出典:リクナビ 就活支援ガイド
責任者になるまでの期間は会社によって様々ですが、チェーン店だと比較的早く店長になることができます。
早いところで3ヶ月、少なくとも1年以内にチャレンジできるところが多い印象です。
もちろん本人のやる気とその分の努力は必須です。
責任者になればいい意味で周りに気を使わなくて済むので、僕は逆に精神的にラクになりました。
トイレも休憩も自分の好きなタイミングで行けますからね。
責任者になれば責任と役割は増えるが、自分の行動が結果に出るのでやりがいは間違いなくあるで!
人を育てる楽しみがある
飲食業の社員は、アルバイトなどのスタッフを育てる立場です。
自分の指導でスタッフが仕事ができるようになっていくとシンプルに嬉しいです。
特に自分が採用したスタッフが成長して、さらに下のスタッフを指導している姿を見ると感慨深く感じます笑
社員の仕事はスタッフを育てて、自分がいなくても円滑に営業できる状況を作ることです。
「人にモノを教えるのが好き!」って人は飲食業向いてると思います。
逆に「自分一人で全部やりたい!」って人は向いていないと思います。
人にモノを教えるときは、もちろん自分ができてないとダメやで。
説得力なくなるからな。
店舗運営スキルが磨かれる
飲食店における店舗運営スキルは以下です。
①調理、接客などの現場のスキル
②・ヒトの管理(スタッフとのコミュニケーションスキル)
・モノの管理(備品、器具、食材などの管理)
・カネの管理(売上、利益、人件費、原価などの数字の管理)
①は実際に営業する上で必要な現場のスキルです。
自分ができるのはもちろん、スタッフに教え込む教育スキルも必要です。
②は主に社員の仕事ですね。
ヒトの管理は、
・円滑にスタッフとコミュニケーションを図って自主的に仕事をしてもらう。
・スタッフが働きやすい環境を作る。
・人間関係を取り持って不満、不平を取り除いていく。
モノの管理は、
・備品、器具の取り扱い。修理などの対応も。
・効率よく働ける現場の構築。(整理整頓や動線の最適化。無駄な動きをなくす。)
・食材の適正な在庫管理や発注。
カネの管理は、
・売上、利益を伸ばす施策。
・人件費、原価などの費用を抑える施策。
・損益分岐点やリピート率など、様々な数字の理解。
このようなスキルが磨かれます。
独立や開業を考えている人は一度社員を経験することをオススメします。
ちゃんとした会社であれば上記のスキルが身に付きます。
他にもクレーム管理や面接など挙げればキリがないが、飲食店で磨かれるスキルはけっこうあるで!
料理がうまくなる
現場に毎日入っていると嫌でも調理のスキルは上がります笑
包丁やフライパンの使い方もうまくなるので自分で料理を作るときに活かされます。
チェーン店であればマニュアルもしっかりしているので、似たような料理を家で作ることもできますね。
料理がうまい人はもてる笑
賄いがある
会社によりますが、賄いがないほうが珍しいと思います。
半額で食べれるところや、一品無料のところなど様々です。
特に一人暮らしの人だとかなり家計の助けになります。
賄いの詳細は入社前に確認しとくといいで!
まとめ
飲食店はブラックばっかりな印象ですが、メリットもちゃんとあります。
これらのメリットに魅力を感じない人は違う業界に行ったほうがいいでしょう。
逆にちょっとでも魅力を感じたなら挑戦してみる価値はあると思います。
向いている向いていないは実際に働かないとわかりません。
僕は実際飲食業に転職して良かったと思ってます。
特に、
・責任者になれば自分で働き方を決められる
・人を育てる楽しみがある
この2つを早いうちから経験できたのは大きいです。
転職を考えている人の助けになれば幸いです。
ちなみに未経験から飲食業に転職する悩みについてはこちらの記事を参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!